新規開業で利用する広告販促

新規開業時に利用することが多い・準備しておくべき広告販促ツール

みなさまこんにちは。 飲食コンサルタントの大西です。

今回のコラムでは、飲食店様が新しくお店を開業・開店するにあたって、利用することの多い・用意しておくべき広告販促物のご紹介をさせていただきます。

 

はじめに

新規開業では、まずお客様にお店の存在を知ってもらうアクションが重要になります。

まだ周辺地域のお客様も、お店のことを全く知らないという状態です。

 

今の時代だとSNSで、お店関係者から友達関係に口コミなどで広がり、そこから枝分かれのように拡散していきますよね。

 

それに加えて、SNS以外でもお店のことを全く知らないという状態から「お店を知ってもらう」「興味を持ってもらう」為に、アクションを行う必要があります。

 

「時間がたてばお客は自然と増えてくるはずだ」というお店側の期待で、OPEN時の最大の集客効果が狙える広告販促もせず、気が付けば開業時から1、2ヶ月と経ち閑古鳥が鳴いている状態のケースも少なくありません。

↑この時に弊社にお問い合わせをいただく場合がほとんどです。

 

新規開業・開店は認知度を上げる最大のチャンスです!

もうすぐ新店を開業される方、開業して間もない方。

お店の認知度をアップし、お店の見込み客を増やす為の手段として、

新店開業をお知らせするチラシ販促は、一度きりの大イベントで絶好のタイミングです。

 

新しいお店ができるということは、お店の周辺に住む人にとっても嬉しいことです。
どんなお店だろう・どんな雰囲気なのかななど、オープン前から気になるものです。
近隣にお住まいの方の興味が高まっている時期だからこそ、広告販促効果も通常よりも出やすくなります。

 

またチラシ以外にも、集客のための販促ツールを用意することが大事です。

いかに多くの手を最初に打つかによって、初動が大きく変わってきます。

 

多くの来店者をこのタイミングでファンにできるかどうか。

広告宣伝→来店→ファンになってもらう為の条件を全てクリア→お会計の際に次回来店誘導を促すツール→広告宣伝。。。

ぜひ、行きたくなるお店、また行きたくなるお店となれるように最適な広告戦略&販促を行ってみましょう。

 

新規開業・開店は準備するものがたくさん!

 

新店開業・開店時に必要な販促ツール10選

以下に、飲食店様が新規開業・開店されるにあたって必要な販促ツールをご紹介します。

 

①ロゴ(屋号)

ロゴ(屋号)は、お店のコンセプトや、オーナー・店長の想いなどが詰まった、いわばそのお店の『アイデンティティ』です。

それゆえに、同じ業種でもそのデザインは千差万別です。

例えば、同じ居酒屋でも、大学生や仕事終わりのサラリーマンなどの男性をメインターゲットにしたお店なら、ロゴ(屋号)は筆文字系のフォントを使って勢いある無骨なデザインがあっているかもしれません。

しかし、オシャレな内装や女子会メニューを充実させて女性客をターゲットにした居酒屋なら、細めのフォントを使ったシンプルなロゴ(屋号)の方がコンセプトや雰囲気、オシャレ感が伝わるかもしれません。

ロゴ(屋号)制作にあたっては、『お店のコンセプト』『オーナー・店長の想い』『一番伝えたいこと』などをヒアリングし、一目でそれらが伝わるようにデザインすることが大切だと考えています。

 

同じ店名でもお店のコンセプトや雰囲気によってロゴのデザインは変わる

 

上の例は極端ですが、同じ店名でもコンセプトや雰囲気によってロゴのデザインは大きく変わります。

 

②看板

看板はそのお店の『顔』です。

設置場所や大きさ、業種によっても変わってきますが、基本的に看板のデザイン自体にはチラシ程あしらいを入れる事は少ないです。

シンプルな販促物だからこそ、ロゴ(屋号)のデザインとのバランスや伝える情報の整理をしっかりし、看板を見た人に伝わる・認知度UP・印象に残るようなデザインにすることが大切だと思います。

 

③のぼり

新規に開店する時にのぼりを用意する場合、派手な色合いのものがいいかもしれません。

新規開店時ののぼりの内容は、「NEW OPEN」や「新規開店!!」など、ある程度決まったメインコピーのみ、あるいは一文サブコピーが入るくらいです。

それらを大き目のフォントサイズで見せ、目立つ色合いにし、ある程度遠目から見た時や、車の中から見た時でも目に留まるデザインにするといいかもしれません。

また、料理写真を大きく載せて、どのようなお店か一目でわかるようにするのも効果的です。

 

④名刺

名刺は、販促物のなかでも『オリジナリティ』を出せるツールです。

一般的な名刺サイズは55×91mmですが、その中にロゴ(屋号)や、店舗情報(電話番号・メールアドレス・営業時間・お店周辺の地図etc…)をうまくレイアウトします。

料理写真を載せたり、ロゴを大きくレイアウトしたり、似顔絵を用意して載せる方もいます。

縦、横どちらでデザインするかによっても印象は変わります。

特に新しくお店を開く時は、名刺を受け取った人の目に留まり、覚えてもらえるようなデザインであれば、より記憶に残ると思います。

小さな紙面だからこそ、内容を精査し必要最低限の情報を盛りこめれればと思います。

 

⑤ポスター・POP

店内に貼るタイプのポスター、店頭に置く立て看板、卓上POPなどがあります。

特に新規開店時には、立て看板を用意することをオススメします。

例えば、通りに面した立地に新しくお店をオープンする場合、その道をよく通る人は、開店前から「なんのお店ができるのかな」とワクワクしているものです。

しかし、いざお店がオープンしても、お店の近くまで行って、ちらっと中を覗くものの、中々入るきっかけや勇気がなかったりもします。

それは、周りの評判や口コミなど、そのお店の情報がないからです。メニューや価格帯が分からないお店には特に入りづらいものです。

そんな時、店頭に立て看板を用意すれば、問題は解決するかもしれません。

オススメのメニューは写真付きで大きく見せ、その他のメニューも値段と一緒に分かりやすく表記。

席数や営業時間なども記載されていればいいかもしれません。(ビルインの場合は階数と電話番号も明記すると親切です)

ランチタイムとディナータイムで違うデザインの看板を用意し、時間帯によって狙う客層に合わせた内容にするのも効果的です。

お店の前まで来てくれているお客様を取りこぼさないために、立て看板は大きな効果が期待できる販促ツールと言えます。

 

⑥メニューブック

メニュー表は、新規開店時にほぼ必ず用意しておくべき販促ツールと言えます。

すでに来店してもらっているお客に対しての販促ツールであるメニュー表で一番狙うことは、『いかにこちらのオススメの商品を選んでもらえるか』と『いかに多くの点数を注文してもらえるか』ではないでしょうか。

これも業種によって変わってきますが、オススメのメニューは大きな写真で見せて、サイドメニューや食後のデザートも選んでもらえるように、メニューブック1ページ目から『導線』をしっかり作っていくことが大切です。

「肉料理」「魚料理」「サラダ」や「焼き物」「揚物」のようにカテゴリー毎にしっかりメニューを配置し、見やすく・読みやすくレイアウトすることも大切です。

(売りたい商品をお店側から誘導するレイアウトも非常に大事です)

 

⑦パンフレット・リーフレット

縦長で二つ折り・三つ折りタイプなことの多いパンフレット・リーフレットは、お店の事を広く知ってもらうために最適な販促ツールです。

コンパクトで持ち運びやすい上、ある程度の紙面サイズがあるので、メニュー一覧や料理写真、キャッチコピー等をしっかり見せる事ができます。

また店舗周辺の地図や連絡先など、伝えたい情報も一通り伝える事ができます。

通常レジ前や、店頭、ラックなどに置く事の多いパンフレット・リーフレットは、手に取ってもらうことが一番重要なので、表紙面にキレイな写真やコピーを入れ、目を引くデザインにすることが大切です。

 

⑧ショップカード

ショップカードはコンパクトで財布などにも入れれる分、掲載情報が限られてきます。

逆に掲載情報がどのお店でもほぼ同じな分、デザインで他店との差別化、オリジナリティを出す必要があります。

基本的には、お客様の財布に入れてもらうことが大前提なので、どこのお店のカードかすぐ分かるようなデザインをおすすめします。

 

⑨スタンプカード・ポイントカード

飲食店にとっての命題ともいえる『リピーター』を増やす為の、最も一般的な手段の一つがスタンプカード・ポイントカードを作る事です。

ショップカード同様、財布に入れれるサイズなのでずっと持っていてもらえる可能性が高い分、他店のポイントカードと混ざってしまうとどこに行ったか分からなく為、目立つようなデザインにする事がポイントです。

もう一つのポイントとして、薄いペラペラの紙で刷ったカードはすぐに捨てられる傾向にあります(レシート等と混ざりくしゃくしゃになりやすい)が、ある程度厚さのあるカードは捨てられにくいと考えます。

 

⑩ホームページ

食べログやぐるなびなどのグルメサイトが発達している現在、お店独自のHPを持っている方が少ないのではないでしょうか。

例えば「神戸 イタリアン おすすめ」と検索してもお店の公式サイトが出てくることはほぼなく、グルメサイトかまとめサイトのページが検索結果に並ぶばかりです。

グルメサイトのページも、お店の情報や、実際に来店した人が撮影した写真、口コミなども載っており、来店を考えているユーザが知りたい情報はほぼ全て掲載されています。

では、お店独自のHPを持つ必要はないのでしょうか。

様々な意見があると思いますが、飲食店が独自にHPを持つ意味はあると、私は考えています。

例えば、グルメサイトのページは、フォーマット上にほぼ決められたお店情報を掲載しているためオリジナリティがありません。

お店のコンセプトや、雰囲気、狙っている客層などが、いまいち伝わりにくい。

最初の入口はグルメサイトで、そこからさらにお店の事を知りたいと思った時、お店独自のHPがあれば、そのユーザーはほぼ確実にお店のHPを見に来てくれます。

その時HPで、お店のコンセプト・雰囲気等をうまく伝えることができれば、ユーザーは高い確率で来店、あるいは行ってみたいお店として記憶に留めてくれます。

また、グルメサイト上で伝えきれなかった『お店独自の売り』や、掲載しきれなかった『料理写真』もしっかり載せて、伝えたい事、アピールしたいことをしっかり見せる事ができます。

メディアに取り上げてもらえれば、その情報もすぐに発信できますし、新しいスタッフが必要な場合『採用情報』も常に告知することができます。

SNSと連動させ、来店してもらったお客にフォローしてもらうことで、リピーターを増やす手段にもなります。

お店独自のHPは、うまく活用すれば、最大の集客ツールになります。

ただ、ここで大事なことは予算間です。HPを作りたいとなっても簡易なものであれば、制作費用は抑えれますが、ある程度の内容を盛り込めば数十万、数百万の費用がかかります。

無料HP作成ソフトもありますが、手間、質、時間、掲載内容の制限等なにかと縛りがあります。

予算は抑えてお店情報を発信できるツールとなればスマホアプリやブログ、各SNSで戦略を立てることも可能です。

HPを作ろうと考えているけど、何から始めればいいか分からない、何から手をつければいいか分からないという方も、まずは一度お気軽にご相談下さい。

開店と同時ではなくても、ゆくゆくは欲しいなと考えている方もぜひお待ちしております。

 

開業・開店後に必要な販促ツール

開業・開店後も販促ツールは必要です。

チラシは開業前に開店告知として打つこともありますが、開店後、シーズン毎の定期的に広告宣伝をすることで、飽きさせない、忘れられない、来店までのキッカケ作りとして効果が発揮されます。

チラシの種類として

手配りチラシ
折込チラシ
ポスティングチラシ

また、

はがき(DM)
FAX DM

なども挙げられます。

それぞれに特徴がありますが、それはまた別のコラムでまとめたいと思います。

(エリアによっては上記の販促媒体以外が効果的な場合もあります)

 

開店準備が忙しくてどんな広告を打てばいいか分からない

最後に、各種チラシ・広告・販促・集客ツールの制作が初めての方でもご安心ください。

開店準備やオープン早々で忙しいオーナー様の為に、企画提案からデザイン、印刷、チラシの場合は新聞折込、ポスティング手配など、一括して弊社にご依頼いただけます。

弊社では、一括で納品まで行えるため、コストも手間も抑えることもできます。

上記の『開業・開店前に用意するべき販促ツール10選』の中で、例えば、「ロゴはもうあるんだけど、それ以外が準備できていない」や「メニューブックだけ作ってほしい」といったご依頼でも大丈夫です。

それぞれの店舗に、その時必要な販促ツールをご提案致します。

いざ、新店開業となっても「お店が落ち着いてから・・、儲かりだしてから・・」などの理由で販促を抑えるケースも少なくありません。

また「適当に周辺地域にチラシを折込」や「とりあえず駅前でクーポンチラシを手配り」という、根拠のない販促を行う場合も少なくありません。

飲食チラシ制作.comでは、そのような根拠のない販促や、闇雲な販促をご提案するようなことはございません。
開業時に必要な販促やツールなどは、お客様のご予算や、ご意向、立地、ターゲット層などに合わせて、最適なものをご提案いたします。

 

お客様の新店開業で集客を成功させ、スムーズなスタートアップにつなげ、徐々に販促の形態を変えながら、お客様と連携を取り、売り上げアップを見据えた広告販促を全力でサポートいたします。

 

仕掛けの準備をできるだけ行い、開業・開店時のスタートダッシュを切れるかどうかはあなた次第です。

共に地域貢献できるお店作りをしていきましょう!

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